【クラフトビール】ホップ40倍!パンクIPAレビュー ジョー・ストラマーのようなぶっ飛びビールだった【BrewDog】
パンクIPAレビュしてみた。
水とホップ、麦によって作り出される命の水、ビール。
近年のクラフトビアブームで注目されるのがIPAというジャンルですが、日本で普段の飲む「ピルスナー」よりもホップの味わいを重視した蒸留法にて作られます。
と、細かな定義はwikipediaを参考してもらうとして、
ホップを通常の40倍もの量を使っているという、いわくつきなクラフトビール界の異端児「パンクIPA」を飲んでみたので備忘録。
パンクIPAとは?
スコットランドで弁護士を本業としていたジェームズ・ワットさんが、若干23歳にして立ち上げたマイクロブルワリー「BrewDog(ブリュードッグ」。
ブリュードッグを立ち上げた理由が、スコットランドのビア業界の保守性に危惧を覚えたから、というのだからパンク野郎なのです。
アルコール50%ものバケモノビールを開発したり、「IPA IS DEAD」という名前のIPAラインをリリースしたりと話題には事欠きません。ネーミングも最高にクールです。
パンクIPAは同社の得意とするIPAの代表作で、「ホップ40倍!」という触れ込みが衝撃的な一品。
軽快でノイジーなラベルのストリート感も素晴らしいです。
醸造スペックは以下。
パンクIPA 公式データ
ABV: 5.6%
OG: 1056
IBU's: 35
Malts: Extra Pale
Hops: Chinook, Ahtanum, Amarillo, Cascade, Simcoe, Nelson Sauvin
実飲。パンクIPAは意外にも食事によく合う素晴らしいバランス感だった
質感
明るいゴールドカラー。かすかに濁りがあり、泡とのコントラストが非常に美しいです。
パンクIPAという名前とビジュアルのコントラストもなかなか粋です。
パンク野郎なのに捨て犬とかほっとけない。そんな感じ。
アロマ、フレーバー
香りも実際に飲んでみたフレーバーも、第一印象は甘いパッションフルーツやマンゴーの香りと、シトラスの香りが鼻を通り過ぎるのを感じます。
苦みは意外にも抑えられており、香りとコクによってそれほどヘビーに感じません。
IBUの値が35とエール系ビールにしては高い数値でないことも納得です。
さわやかで透明感のある質感は非常にバランスが良く、どんな食事にも合うオールラウンダーの感があります。炭酸とアフターテイストもすっきり目。
フルボディな香りが重厚で、後半はスッと引いていく。心憎いまでの爽やかさ。
そんな印象でした。
パンクIPAを飲んでみてまとめ
IPAならではのド級のボディを持ち、料理にも合う。これは名作と言えるでしょう。
黒スキニーにオールバック、ボロボロのテレキャスターを掻き鳴らしつつもどこか知性的で世界に警笛を鳴らし続けたあのジョー・ストラマーとどこか似ている、そんなビールでした。
[スコットランド ブリュードッグ] パンク IPA 330ml 6本 [BREWDOG PUNK IPA 330ml]
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