流山に住んで思ったこと。コミュニティについて
流山に住み始めてはや2年。
以前、流山にはアウトドアフィールドがないという記事を執筆しましたが、
相変わらず流山という街について感ずるところがある。
それは、コミュニティの偏りと少なさ。
「コミュニティ」といってもいろいろな物がありますが、街をもっと面白くしよう!という種類のコミュニティがほとんどないのです。
流山のコミュニティの傾向
シニア向けコミュニティは充実
もともと、繁華な街ではなかった流山。
松戸と同じく、土地を持っている地主が方々に住んでおり、それを中心に住宅地として成り立っていたようです。
自然、シニア層の割合は高い。
特に、流山おおたかの森から少し外れた箇所でそれは顕著で、勤労福祉センターとか、なんとかセンターに行けば趣味の農業とかシニア向けヨガやピラティス、スイミングクラブ...なんてコミュニティがあるみたいです。
おおたかや柏の葉にはシニア向け高級マンションなんかの開発も進んでますし、もとから住んでいた層のコミュニティは手厚い印象。
ママさん向けコミュニティも目に付く
流山市はもとから、東京にTXで働きに出るやや富裕層の家庭をターゲットにしたベッドタウンです。
そのため、やはりママさん人口が多い。
やや富裕な層ということで、共働きのママさんは「ママでも働ける社会作り」とか「仕事ママさん支援」といった方向、専業主婦ママさんは「託児付きヨガ」とかそういう団体、ビジネスが多い。
流山にはコワーキングスペースがないのか...というときに見つけたのがこちら。
もっと地方の人材開発や、ビジネスコミュニケーションを、という場所ですが、やはりママ感がとてもつよいですね。
ふらっと若い野郎が入っていく雰囲気ではない...
しかしこれらは、住んでいる人間による問題解決。
上記のTristさんもクラウドファンディングによって立ち上げられたそうです。すごい。
正直、流山市はこういうことには積極的には介入してこない。もちろん立場上、腰をあげさえすればいろいろやってくれるのでしょうが。
保育士への支援と配慮のなさがこれを物語っている。いくら親を招致しても保育士足りなくて待機児童は多い。
お隣の松戸市は「待機児童ゼロ」とかいっているのにである。
まあ、これは保育園自体の経営体質が悪いのかもしれませんが...
とはいえ、自治的雰囲気がママさんたちにあるのも活性化の証拠。
とってもいいことであります。
おおたかの森をふらついていると、ヨガマット持ったお姉さんとかよく見るし。
とってもそれっぽい。
ビジネスコミュニティやカルチャー、イベントについては...
まず、イベントが少ないし、ビジネスイベントをしようとする人が少ない。
都内に働きに出ている会社員の方が多いからかもしれません。潤っているということか。
ハッカソンとか、ソーシャルデザイン系のイベントがあれば参加してみたいなあ。
特に流山は農業用地の貸し出しなんかに力を入れているみたい(僕の周辺だけ?)なので、それを絡めたイベントとかも面白そうです。
流山独自のカルチャーとか、インフルエンサーも全くお目にかかったことが...
流鉄周辺なんかは、アニメ「ろこどる」で聖地巡礼なんかをやる人がいるみたいだけども、なんせ周辺の人々の商売っ気がないもので、賑わってはいません。笑
新撰組系のアピールもほぼないし。婦女子の街になっても困っちゃうけど...
まとめ
なんでこんなこと言い始めたかというと、僕が、ママさんでも、都内の会社員でも、シニアでもないからに他ならない。
そう。ただ単に地域の文句をいっているだけ。笑
それにしても、流山市って行動遅いし、プロモーションの割に気合い入ってないですよね。
市野谷の森とか整備するつって何年経つかもわからんし、図書館とか作ってもイマイチ動きがない。前述のとおり待機児童も多いしうーん。広告ばっかり先走っている。
自然もままあるし、柏と違って市街から自然公園までの距離も短いから、面白いことがたくさんできる立地だと思うんですよね。
大学とか少ないから若いざわざわがないのかな。
アニメでも、アングラカルチャーでも、アートでもなんでもいいから存在していれば自ずと面白いコミュニティが出てくるもの。
しかし...
ベッドタウンになろうと決心した流山市には無理な話なのかもしれない。
秦野市とかは同じベッドタウンなのにとっても楽しいところなんだけどなあ。
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