白山陶器の「錆千筋」急須と湯のみをポチってしまった
出展:http://www.hakusan-porcelain.co.jp/products-sabisensuji.html
先日、酒の飲みすぎで体を壊しました。
朝からバーベキューでたらふく油と酒を摂取し、帰宅後も飲み続けた結果、翌日は心臓バクバクで生命の危険を感じるレベルの二日酔い。
二日どころか一週間くらいは胃腸の調子が悪く、いつものコーヒーをガブガブと飲む訳にも行かず、でも座って仕事もしないといけませんので、嫁さんの凍頂烏龍茶を1日中飲んでいるという台湾のおばあちゃんのような生活をしていました。
飲み物というカテゴリについてハマリやすく惚れっぽい僕には、こんな上等なものを飲んでいるとやはり美味しく感じてくるもので、やはりウチにも「お茶」が必要だと思ったのです。
以前の記事で、白山陶器という普遍的だけど飛び上がるほどステキな急須が欲しいという話をしましたが、やはり買ってしまいました。
しかし以前から気になっていた「丸子急須」ではなく、「錆千筋」というまーたステキなものをチョイス。
錆千筋の急須
出展:http://www.hakusan-porcelain.co.jp/products-sabisensuji.html
白山の代表的なデザイナーである森正洋さんが1960年代にリリースしたプロダクトを復刻したのがこちら「錆千筋」。
「千筋」と呼ばれる掘りを奢り、そこに錆をイメージした染付が施されたシリーズで、形状は普遍的ですがどこかモダンで、レトロで、アンティークで...という奇異なバランスが完璧(個人的には)な逸品。
これが1960年代に存在していたというのがそもそも驚き。
適度な凹凸が手にもなじみやすそうで、これがダイニングテーブルの真ん中に置いてあったら突然和風空間になってしまいそうなニクイ奴。
ストレーナー(急須の中の網)と湯のみ2個で合計6,000円くらいでしたが、こういった長く使うものにはそのくらいの出費は痛くありません。
気に入ったものは長く使いたいタイプの人間なので、壊れなければ10年だって20年だって使いたいものです。
僕はこういう「由緒正しいけどカテゴライズしにくい」だったり「一見シンプルなのに細部が洒落ている」だったりするものが琴線に響くらしく、「**っぽいけど@@っぽい」系のものが結構好きだったりします。
後々記事にしようと考えていますが、先日衝動買いしたボトルケージはUSAのハンドメイドという触れ込みですが、オーナーが金棒をぐにっぐにっと曲げてHAHAHAって言っているだけの代物でした。ゆがんだ表情がたまりません。「シンプルな造形でハンドメイドだけど上質ではない」でも丈夫で信頼できるなんてステキ。
話は白山陶器の急須に戻りますが、注文したものが発送されるまであと5日程度。
お茶の知識が皆無なまま(茶葉もない)届いてしまうのは恐ろしいので、今週末にでもどこか買いに出なければ...
おすすめの煎茶をどなたか教えていただけないだろうか...
僕は散財する口実を見つけて密かに喜ぶのでした。