富士山登山のはずが台風直撃のため日光丸沼高原を巡る旅へ DAY.1
半年前から富士山登山を計画していました。
嫁さんは1度登ったことがあるのですが、悪天候のため9合目で敗退。
ですのでリベンジも兼ねて登っておこう、といったのが始まりでした。
ところが…前々日に台風9合が発生。
直撃。
このヤローですよ。
泣く泣く山小屋と高速バスのキャンセル手続きをしたものの。
わざわざ休みまでとってアホみたいに平日頑張ってたのにタイフーンなんぞに「ええどうぞお通り下さい」なんて言えるほど僕の心は成熟していない。
立山行こうとか涸沢行こうとか喚いてみたものの、嫁様のsubmitはおりず。
わかった!尾瀬行こう!ロープウェイで白根山も見よう!ロープウェイ!(´◉◞౪◟◉)
ということで奥日光観光決定!
雨降りのため登山せず、愛犬を連れて行くことも決定。
かくして台風前夜の一泊旅が決定したのだった。
DAY.1 台風前夜の白根山〜丸沼湖畔
6時頃起床。
荷物と犬を車に積み込み、いざ出発。
途中、羽生は混雑が予想されたので、少し前の大谷PAで休憩。
旅が始まって最初の写真は親愛なるスタミナ健太だった。
9:00 男体山を見つつ休憩
いろは坂に差し掛かる頃。
たまたまいいところに男体山のロープウェイ駅があったので小休止。
嵐の前の蒼天と荒々しくも新緑に飾られた山容の男体山を拝む。
山を見ると登りたくなるが、今回はもっとユルイ旅。
横目で見つつ、出発。
あの悪名高きいろは坂に入ったわけだが、カーナビが既に警笛を鳴らしていた...
↓なんやねんこれ。
その後の記憶はない。
10:00 丸沼高原に到着
チェックインにはかなり早いが、周辺の地図(とロープウェイの割引券)を貰いに本日の宿「ペンション コスモス」へ。
丸沼高原から車で1分。というかほぼ目の前。
最高の立地。
乳児を抱いた奥様が受付をしてくれた。
中は ざ、ペンションといった風合いだが、食堂やレストルームの雰囲気もよく、何より30代のオーナーさん家族の雰囲気がよかった。
ロープウェイの割引券や、地図、お勧めスポットの情報などを手に入れる。
外にはハンモックが。
ハンモックを見ると寝てしまう病気なので、一旦寝る。
少し休憩をして、丸沼高原へ。
11:00 丸沼高原ロープウェイへ
丸沼高原に着くと、スキーヤーでごった返していた。
どうもグラススキーというか、夏場のスキーやスノボトレーニングのメッカのよう。
熱心そうな両親に連れられて、スキーを担いで歩く少年たちが印象的だった。
眺めつつ、ロープウェイへ乗車。
犬もチケットを買えば乗せてくれる。
得体の知れないものに乗せられてビビる。かつ疲労でどうにかなりそうなヨークシャーテリアのかりん。ひどい顔をしている。
ロープウェイはかなり急な角度でずんぶんと登って行く。
背後には次第に周辺の名峰が見えてくる。
雲がかかった雄壮な浅間山、奥からひょっこりモヒカン頭を覗かせる谷川岳、尾瀬の名峰燧ヶ岳と至仏山。
なかなかいい気分である。犬以外は。
11:30 ロープウェイ頂上へ到着。
気温は低いが、日差しが強く非常に暑い。
観光客も多く、1割弱程度がハイカーのようだ。
白根山山頂はガスっていて見えなかったが、高山植物を眺めつつ茶屋で昼飯。
あっついのにあっつい蕎麦しかないからそれを食らう。
普段ならまず間違いなくビールを流し込んでいたところだが、この後も運転なので泣きながら蕎麦を食べる。
見た目の割に麺がしっかりしていて美味。
食後は、「山頂の足湯」でひと休み。
クソ暑い中、もっと暑い足湯に浸かり、しかもビールがないだなんてイカれている。
もうすぐここ空きそうだなあ!と僕らを指差してデカイ声で言い放つバカ女子供連れに急かされ、出発しようとしたところ、運よく白根山の山頂が。
男体山と並び、なかなかの秀麗なみ姿。
いつか登りたい。
別れを告げつつ、ロープウェイを降る。
まだ宿に戻るには早いので、宿の奥さんに聞いた「丸沼の湖畔」で昼寝でもしようということに。
車で峠道を下る。
最初はビビっていたヘアピンカーブも明らかに上達している。
到着!つかれたぜ!といったはいいものの、そこには「菅沼」の文字。
来た道を戻る。
走り屋なみに運転が上達する。
14:00 丸沼に到着
湖畔から徒歩1分のトコロに風情のいい大きな宿があるようで、宿泊客で賑わっている。
宿の正面の木々の間からは、澄んだ青色の湖面が見えた。
ちょうど雲間で最高の景色だった。
小さいが透き通った湖の水はほとんど湧水のようで、緑がかってキラキラしていた。
ついつい足を突っ込む。
最高の気分。
岸辺にシェルターを立ててごろ寝したい気分。
いやあ。たまにはこういうなにも考えない時間も必要なのだなあと感じる。
16:30 ペンション コスモスに到着 宿泊
あまり話せなかったが、素朴なオーナーのご家族の雰囲気がよかった。
ご主人はプロのボーダーらしく、周りの山についても教えてくれたりした。
尾瀬狙いの宿泊客が多いらしい。
犬の宿泊にも非常におおらかで、迷惑がかからない程度に自由にして下さい、というスタンスだった。
愛犬も「そういうことならお構いなく!」とリラックスモード。
今日はビールを飲んで寝よう。
長い1日、いい休日だ。しみじみしてしまう。