Panasonicが自宅でのコーヒー豆焙煎サービスを発表したらしい
自家焙煎といえば、コーヒー屋が皆憧れるステイタスであり、何百万円もする焙煎機を店内に堂々と置くことは、「俺はもう、コーヒーで生きていくのだ。うむ。」という一種の決断を重ねる心境であるに違いない...
しかし、Panasonicが自宅でコーヒーの焙煎を楽しむことができるという驚きのサービスを発表したそう。
panasonicの自家焙煎サービス「The Roast」とは?
Panasonicの発表によると、自家焙煎を自宅で楽しめるサービス「The Roast」は2017年4月上旬より開始予定で、11月19日より先行予約を開始している。
卓上サイズの焙煎機と生豆、焙煎機を動かすためのiphoneアプリで構成されている。
アプリには各豆の焙煎プロファイルが3種類ずつインストールされており、好みの焙煎プロファイルで焙煎を行ってくれる仕組み。
現在iphoneでしか対応してない模様。
要はスマートロースターと呼ばれるものの卓上版をサービスとして用具一式売りますよ、ということだ。
一年間で10万円でリースを行い、月に決まったグラム数の生豆を定期配達する。
それで足りない場合はThe Roastの豆を追加購入する必要がある。
生豆は石光商事株式会社が提携・提供を行い、
焙煎プロファイルや技術監修は2013年ワールドコーヒーロースティングチャンピオンシップ優勝者として知られる豆香洞コーヒーの後藤直紀氏が担当する。
併せて抽出器具の販売も行っているようで、こちらの監修はKINTOが行うそう。
自家焙煎提供サービスに未来はあるか?
50gを15分で焼くのか。
おそらく日常的にコーヒーを家で飲む富裕層の家庭がメインターゲットとなるだろうが、焙煎度合を自分で調整できないということは、自分で焙煎してみたい人向けではなく、「カフェで豆買うよりも安いから」枠向けということか?
石光商事の提供する豆のプロファイルしか対応していないことから伺えるビジネスくささはあるものの、とっても面白そうではある。
ただしこういうニッチで趣味性の高いマーケットに突っ込むには、顧客の調節可能な幅が狭すぎるような気がする。
これでアプリ上で温度管理だとか時間を変えられるマニュアル機能があったら、もうとっても面白いおもちゃになるだろう。
そうすると他のところで生豆買ってきて焼いてみて...ということが可能になってしまうためビジネス提携としての旨味は薄れるだろうが、
月に決まったグラム分の生豆を送りつけているわけだから石光商事もかなり豆を売れる計算になるだろう。
なんにせよ、コーヒーの焙煎を家庭で、というのはポッド式のエスプレッソマシンのようには行かないような気がしてならない。
昼のワイドショーとかで取り上げられて話題にはなるとは思うけれども。
このニュースをみて余計焙煎機が欲しくなってしまった僕には適合しないサービスみたいだ。
非富裕層だからね...
興味がある方は検討してみると楽しいでしょうね。
モニターキャンペーンに応募しようとしましたが、自宅での撮影やインタビューがあるらしく、顔の写っている写真だとか部屋の雰囲気がわかる写真を送らないといけないとのことで、めんどくさくなってやめてしまいました。やっぱり向いてない人多いよね。