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クマザッカ

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1万円以下のbluetoothヘッドホンを買わない方が良い人とは

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実はイヤホンとは訳が違うのです

 

十数年前にカナル型のイヤホンが市場を席巻し、今では電車の中などで違和感なく見かけるようになった。

 

出現当時は「周りの音が聞こえない」だの「不自然な音」だの「耳の中がキモチワルい」だの罵られたものだが、結局は解像度の良さから市民権を得たものだと思って良いのでしょう。

 

 

さてそんな今日、ヘッドホンがまた流行の兆しを見せているそうです。

レトロでカジュアルなものが流行している流れと、人のあまり使っていないモノへの流れが強いかと思いますが(あとコロナ⇒リモートワークの影響)、そんな私も突如としてbloetoothヘッドホンが使いたくなって色々と試してみました。

 

bluetoothのイヤホンを通勤などで使っていると、やはり無線の使い心地は素晴らしく、いざヘッドホンを導入するのであれば「やっぱりイマドキ無線やで!ワイヤレスやで!」と息巻いた。

カナル型のイヤホンであれば1万円あればかなりの音質のものが買える時代である。1万円前後で探しました。

 

 

しかし...このあたりの価格帯のヘッドホンは、正直"買い"じゃない!という結論に達したのでした。

 

これでも元バンドマンで、某zeppでもライブ経験あったり、自宅で常にレコードを聴いている程度には音楽には愛情を注いでいる身。そんな私が、「1万円以下のbluetoothヘッドホンは買わない方が良い」と思った理由をお話しします。

 

 

 

1万円以下のblutoothヘッドホンを買わない方が良い人とは

人によっては、デザイン音の好みでこのクラスの無線ヘッドホンが好きな人も多いと思います。ですので今回は、特定の「こんな人」には合わない、という流れで話を進めます。

 

カナル型イヤホンの音質に慣れてしまっている人

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カナル型イヤホンの音質は特殊

カナル型イヤホンの音質は、はっきり言って特殊です。

従来は密閉型のオーバーイヤーヘッドホンでしか味わえなかったタイトな低音繊細な高音を、従来では考えられないコストとサイズで実現してしまったのがアイツ(カナル型イヤホン)です。

 

カナル型イヤホンのややチートじみた音質に慣れてしまっている人は、1万円以下のbloutoothワイヤレスヘッドホンで聞くと、

・低音のスカスカ感

・シャカシャカ感(低~中音が細い)

・高音の表現力がない(ように聞こえる)

と感じる可能性が高いです。

カナル型イヤホンよりも臨場感や音のバランス感がほしい人は、迷わず有線を選びましょう。

どうしてもbloetoothがエエんや!という人はもっと価格帯を上げるか、オーバーヘッド型のヘッドホンに絞って試聴をし、良い製品を掘り当てるしかないです。 

 

 

ヘッドホンであること自体に期待感を持っている人

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ヘッドホンだからと言って...

「ヘッドホンはイヤホンより全体的に高いし、大きいんだから音も良いんでしょ?」

と思っている人は、このあたりの価格帯では満足できないかと思います。

 

前述のカナル型の話とも関連しますが、昨今のイヤホンやポータブルスピーカーの音質は、はっきり言って素晴らしいです。(そう、ポータブルスピーカーもなかなかやるんですよ)

 

「ヘッドホンはサイズデメリットがたくさんあるのに売れているんだから、音がいいに決まっている」という妄想を持っている人は、ヨドバシカメラに行って1.5万円の無線ヘッドホンと5,000円の有線ヘッドホンを聞き比べてみると良いでしょう。行けない人はお近くのエディオンでも○○電気でもサトームセン(懐かし)でもイイです。

製品にももちろんよりますが、きちんとしたオーディオメーカーの製品で比較した場合、5,000円の無線ヘッドホンのほうが(私は)音場の広さやバランスの良さを感じることが多いです。 

 

この二つを聞いてみて違和感を感じなかった人にはbluetoothヘッドホンは買いです。

電車やデスク上でケーブルが絡まることもなく、快適な音楽生活が送れます。

逆に「有線とbluetoothでこんなに違うのか...!」と感じた方は、もっと頑張った金額のbluetoothヘッドホンを試すべきかと思います。

 

 

bluetoothオーディオ自体に慣れていない人

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bluetoothオーディオには慣れが必要

個人的には、いまだblutoothと有線のオーディオ機器の間には音質の違いがあると思っています。

ただし、音質とは主観ですので、bluetoothの音すべてがが悪いと言っているわけではないです。(ココ大事です)

 

そしてその"主観"としては低価格帯になればなるほど、無線とbluetoothの音質の違いは大きくなる傾向があります。

 

有線オーディオ機器の音質を「正」とすると、

無線ヘッドホン・イヤホンの音質は

・低音が(不自然に)ブーストされている

・高音がカットされている感じがある

イコライジング(音の強さの局所的な操作)が不自然に感じる

・コンプ感(音圧の不自然感)が強め

等の傾向があります。そして各メーカーはこれを払拭すべく、音のチューニングに多大な時間を費やしています。

もちろん高価格帯の製品では専用アプリを用意して細かなイコライジングができるようにした製品などもあります。

 

余談ですがsonyの現時点での最新機種であるWH-1000XM4などは、ノイズキャンセリングの強さまで設定できるらしい。これはすげえ。(値段もすげえ!)

 

 

 

1万円以下という価格帯では、これら音質劣化への対策が不十分であり、不自然なイコライジングによって音質を良く聞きかそうといった味付けの製品が多いように思います。

 

よって、bloetooth製品の一種独特な音質に慣れていない人ほど、低価格体のヘッドホンは音質が悪く聞こえるのです。

 

1万円以下のbloetoothヘッドホンを買わない方が良い人まとめ

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低価格体はイヤホンのほうが満足度は高い!

以下のような人たちは音質的には買わない方が良いと思います。

  • カナル型イヤホンの音質に慣れてしまっている人
  • ヘッドホンであること自体に期待感を持っている人
  • blutoothオーディオ自体に慣れていない人

 

デザインが自分の好みであったり、音質はそこまでこだわらない、または低音が出ていて気持ちよく聞ければOK!という方には利便性は大きなメリットなので、おすすめできると思います。

(実は私も通勤時のイヤホンはワイヤレスです。バックパックに引っかからないだけで超便利!)

 

 

以上!1万円以下のbloetoothヘッドホンを買わない方が良い人とはでした。

オーディオ製品はネットの口コミではわかりづらい(感覚的なものだから仕方ない)ことだらけですので、もし参考になれば幸いです。