「うなぎの寝床」日本のジーンズ"MONPE"が気になる
出展:うなぎの寝床公式サイトより
先日、本業でとある展示会に出展しました。
ビッグサイトでの開催だったのですが結果はまあまあ上々で、後半は隣のホールの展示会を見に行く程度の余裕がありました。
その展示会場に入ってすぐ、目についたのは「日本のジーンズ MONPE」の文字。
日本のワークパンツとして女性を中心に一般的だったもんぺが、現代の日常着としてインスパイアされるなんてちょっと素敵ですよね。それ以来、この「うなぎの寝床」さんのモンペが気になって仕方ありません。
もんぺとジーンズ
もんぺとは、日本の農村部で作業着として用いられていたズボンのこと。日本古来の着物や割烹着のようなエプロンと、洋装の二股ズボンの間の産物として用いられたものです。綿などの生地に、ゆとりのある腰回り、邪魔にならないようテーパードした裾(このシルエット、現代ファッションでも流行が見られるような気がしませんか?)が特徴で、山袴や又引きが簡素化して一般したようなものです。
洋装が流行しつつも戦時下にあった1930年代あたりから日本政府公認の「国民服」として用いられ、女性の作業服としての地位を得ました。その後は言わずもがな。
そんな「もんぺ」を、米国の古くからの作業着であるジーンズと絡めて「日本のジーンズ」として謳っています。わかりやすくて、潔い!
うなぎの寝床のMONPEとは
まず、「うなぎの寝床」は九州筑後地方の文化を発信しているカイシャ様だそう。
地域文化商社と、アンテナショップとしてのビジョンを掲げていて、自社プロダクトの他にもあのMoonstarなどの商品も取り扱っています。
福岡八女 うなぎの寝床 | 九州ちくごのものづくりと、地域のアンテナとして。 | 泊・買・遊・見 |
そのうなぎの寝床がプッシュするのがこちらのMOMPE。素敵な動画です。
久留米絣の工房と提携して生地から開発。価格が高くなりすぎないよう、久留米絣の伝統的な手法をベースに機械織りを用いること、現代的な模様を実現できるよう化学染料を用いることなど、あくまでも現代の目線で考えられたプロダクトです。
ジーンズよりも軽くコンパクトで、綿100%織物の風合いを持っているというのが非常に特徴的です。公式では普段使いだけでなく、旅行やスポーツ、オフィスでもリラックスして使えることを謳っています。
アメリカの「ジーンズ」は、元来鉱夫のワークパンツとして使用されており、それが日常着に変わっていったという歴史があります。日本の「もんぺ」も農作業からはじまり、日常着へと変化していく可能性があるのではないかと取り組みを続けています。
腰はゴムになっているのでリラックス感は抜群。別ジャンルと合わせるなら無地のものは汎用性が高そうです。
夏のリラキシンなスタイルにもんぺはいかが?
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- ジャンル: レディースファッション・靴 > 婦人服 > 制服・作業服 > 作業服
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- 価格: 10,800円
ここ数年、夏場はショートなボトムスばかりなので、丈長のこんなプロダクトが気になっています。
涼しげな織物で作られたややゆったりシルエットのパンツは、綺麗なモノと合わせるなら無地を、ざっくり着たいならお好みの柄物をチョイスすると良いでしょう。
問題は、ジーンズのように野外作業に耐えうる耐久性があるか。
筆者も含めてジーンズ好きという人々は、毎日ハードに履いても、多少スレたり汚れても美しさを保つ、ジーンズのフトコロの深さに惚れ込んでいる人ばかりなのですから。
さて、現代風もんぺは日本のジーンズとなり得るのだろうか。
日本的で素敵なプロダクトであることには変わりありませんけども。
うなぎの寝床のMONPEは、公式オンラインショップから購入できます。楽天市場でも取り扱いショップがあるようですので、以下にリンクを貼っておきます。是非チェックして見てください。
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