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クマザッカ

モノオタクの魅力紹介ブログ。コーヒー、ファッション、自転車の品揃えが良いです。

MIGHTY MAC ボートパーカ~チョイコダワリモノノススメ~

MIGHTY MAC サムネイル

 

最近のヘビロテアイテムの一つに、MIGHTY MAC(マイティマック)のボートパーカーがあります。

 

もうかれこれ4年くらい着ているのでちょいと汚れてきましたが... 

 

僕の着ているボートパーカは、何年か前にBEAMSとのダブルネームで出されたもので、前身頃にキモカワイイドクロマーク付き。

メキシコのドクロ「カラベラ」みたいで可愛いのです。

(ちなみに、カラベラとは⇒死者の日 (メキシコ) - Wikipedia)

 

 

これはもうボートパーカーというよりも「海賊パーカ」なのですが、こんなファンキーな見た目の割に、非常に使い勝手がよろしいです。

 

MIGHTY MACの定番商品であるボートパーカー、無地のモノであればさらに出番が増えるはず。

 

まずは、ブランド紹介から。

 

MIGHTY MACについて

MIGHTY MAC ロゴ

 

MIGHTY MAC(マイティーマック)は、1908年に操業を開始したヨットウェアブランドです。

www.35summers.com

 

現在でも実用に耐えうる製品を...というわけではなく、あくまでもクラシカルなアイテムを作り続けています。

 

一度は生産ストップをしているのですが、有名セレクトショップ「ANATOMICA」のコンセプトアイテムを復活させたことで知られる35サマーズによって復刻されました。

 

 

最近では、Rocky Mountain Featherbedのダウンベストが大ヒットしている、精力的な活動が目に見える企業さんです。

筆者もググってみて、なるほど。となりました。

www.35summers.com

 

 

話はMIGHTY MACに戻ります。

ヨットウェアとはいえ、昔ながらの綿ポリで作られたパーカーがアイコニックな製品。

キルティングに中綿というシンプルな構成ですが、細かなディテールにこだわりを強く感じます。

 

またシャツやブレザーにも、マリンウェアの独特なディテールが本当に盛りだくさん。

ピーコートなんかもマリン定番ウェアとして差別化されていて、調べているだけで楽しいです。

 

うんちくを語れる服として、服好きにはたまらない良ブランドと言えるでしょう。

 

 

 

 

MIGHTY MACのボートパーカーは何が良いのか

MIGHTY MAC ディテール1

 

ミニマルでまとまったアイテムとしての良さはもちろんですが、特筆すべきポイントは「軽い」「暖かい」「仕立てやディテール」だと感じています。

 

まず、軽い

重量は量っていませんが、体感的にはバラクータのG4よりも軽いです。

シェラデザインのマウンテンパーカより軽いんじゃないか?(多分それは嘘だけど)そんな感じの質感です。中綿キルティングでこの重量はちょっと心配なレベル。プリマロフトみたい。(追記:よーくみたら中綿はポリエステルでした。そりゃ軽い。)

綿の混紡なので省スペースではありませんが、非常に軽量。

 

暖かい

そう、暖かいです。

安いダウンなんかより暖かいんじゃないか?というレベル。

パーカーなので首元や袖、裾部分は心もとないですが、シャツ一枚にこれをさらりと羽織るだけで初冬くらいは耐えられます。

前述の通り軽いので、「さすがはスポーツウェアだ」とちょっとした感慨を味わえます。

(追記:中綿がポリエステルでしたので、綿ポリのアウトドアウェアと大して変わらないスペックでした。そりゃまあまあ暖かい。笑)

 

仕立てやディテールが良い

これが決定的。

ラグランか?と思うほど腕上げも良いし、しっかりとした縫製も素晴らしいの一言。

それもそのはず、日本製でした。

こだわっている日本の縫製工場ってホントにしっかりしているな、と感じる出来です。

もちろん、ハンドメイドのようなクラフト感ではありませんが、あくまでもしっかり頑丈に、そろったミシン目が通っています。

 

 

特徴的なのは、サムネイル画像にも使用した、Tバーと呼ばれるジッパー部分。

MIGHTY MAC ディテール2

 

手袋をつけていても簡単に操作ができるよう、指がひっかけやすい構造にしています。

ヴィンテージのMIGHTY MACを見てみてもこのジッパーが採用されていますので、かなり古くからある実用本位のディテールのようです。これだけで胸アツ。

(ぱっとググってみたところ50s位まではすぐに確認できました。)

 

 

 

MIGHTY MAC ディテール3

 

ちょっと見づらいですが、ダブルジップ仕様で、ドローコード(裾を絞るための紐のこと)の先端には金属の補強パーツがついています。

アウトドアウェア等でみられるアジャスターでないのは、悪天候の多い船上での視認性を高める為か。

 

 

 

MIGHTY MAC ディテール4

タグには、信号機で「MIGHTY MAC(多分)」の文字が!

通常の製品タグにはMIGHTY MACと英語で書いてあるそうですが、非常に楽しいディテールです。

タグにも金がかかっている...

その下には、ダブルネームのBeams Wearのロゴが。

 

綿ポリなので洗濯も全然大丈夫です。

美しい首元の開きが仕立ての良さを表してい(るような気がし)ます。

 

 

まとめ

そこまで有名なブランドではありませんが、雑誌などで取り上げられることは結構あります。

セレクトショップのセールで安くなっていることも多いので、見つけたらぜひ試着をしてみてください。

ドクロパーカはもう販売していませんが、ネイビーのパーカなんかはトラッドな格好に合わせてみたい、超オールラウンダーのこだわり遊び心アイテムです。