普通のリュックでmacbookproを担いでワラーチ帰宅ランしてみた
去年に第一子が生まれてから、なんとなく仕事やブログの更新以外で一人の時間を持つのが悪いような気がして、ほとんど走りに行けていませんでした。
今年に入って暑くなってくると、まるで這い上がってくる虫のごとく、外に出ないと気が済まなくなるのが僕の性質。
またワラーチを履いてそこらを走り回り始めたものの、見事に体力が落ちている…!(太った)
走るのはとても楽しいので、週末だけでなく週中に少し走れればなあ、ということで通勤ラン(帰宅ラン)に手を出してみることにしました。
とはいえ、多少の問題が。通勤ラン(帰宅ラン)を始めてみようという人への参考になれば。
どこでも仕事ができるようにPC(Mac)を持ち歩いているので、担ぐしかない
通勤ランの鉄則として、荷物を極限まで軽くすることが様々なブログやメディアで取り上げられています。僕自身もULカルチャーファンとして実践したいところ。
しかし、職業柄いつもPCを持ち歩かないと気が済まない。でも結構これ重い。
自ずと、ランニングパックなどでは荷物が入らないということに。
仕方ない、ということで、普段通勤に使っているmilletのkura30でPC担いで10キロ程度の通勤ランを敢行しました。
本当はOMMのclassic25で走りたかったのですが、なんとなく職場に持っていくのを憚られる(忘れ物しそうだし)ので、通常の装備で走ってみます。
ちなみに、PCはmacbook proの13inch。重量はケース込みで1867gです。
山を登る時に担ぐ水2lの重さを考えると、走るのが億劫になりますがファストパッキング装備だと思えばなんとかなるはず。
通勤ラン(帰宅ラン)の条件を整理
今回試す通勤ラン(帰宅ラン)の環境は以下。
・職場から自宅までの10k弱
・基本的に上り坂多く、途中でトレイルあり
・ワラーチで走る
・通勤時はいつも通りの服装(夏、私服勤務)
・いつも職場に持っていくものをメインに走ってみる
ちなみに、ワラーチは普段から使っている足馴染みのいいもの(汚くてごめんなさい)。途中に通るトレイルも普段のランで走る場所なので、「初心者が夜にワラーチでトレイルとかアホか」というツッコミは無しで。
通勤ラン(帰宅ラン)の装備
- バックパック:millet kura30
- PC(macbook proの13inch+ケース)
- iphone
- PC&スマホの充電器類
- メモ帳(ニーモシネ)
- ペン類
- ハンコやUSBメモリ等の小物
- 名刺入れ
- 財布(if you have wallet custom:ここだけ軽量化)
- 靴(L.L.Bean キャンプモカシン)
- 着替え類(半袖リネンシャツ&スラックス&ソックス)
- グランドシート(mont-bell:休日に使ったままザックに入っていた。結構重い)
- 水分500ml
総重量:約6kg
実際に走ってみる
仕事が終わったのは8:30頃。
職場で短パンTシャツに着替えてワラーチを履く。
普通の職場だと、ワラーチを出した時点でいろんな人に絡まれますので注意しましょう。本日はたまたま僕が最終退出だったためそそくさと着替えて走り出しました。
走り始めて数分、いつもランニングしているよりもウエイトが重いためかふくらはぎにダメージが蓄積される。
アップダウンが多いコースなので、いつもよりも太もも前部へも負荷が強く感じます。
30分も走ると、痛みにも慣れていつもの姿勢に近い格好で走れるように。背中でガシャガシャ行っているmacはやや不安ですが、気持ちよく走れました。
結果としては自宅まで普通に感想できましたが、いくつか気になる点が。
肩へのダメージが強く、快適に走れなかった
山岳用メーカーといえど、それ用のザックではないため背中の荷重分散がきちんとできない。
自然とショルダーベルトをきつくして背中の上部と密着させるのですが、その分肩の筋肉への負荷が強くかかります。
結果としては、6kgの荷物を担いで歩いている時よりも強いダメージを感じました。
kura30はショルダーベルトの取り付け幅が狭いため、ベルトを閉めると首に擦れて痛い…
肩甲骨に荷重が分散するようなタイプのザックであればそれほどストレスにはならないはず。また、ベストタイプのバックパックは多少の重さがあっても快適です。
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ザック内の荷物が動いてとてもうるさい
また、うまくパッキングをしないとザック内の荷物が動き、走っていると「ガッシャン。ガッシャン。」と不快な音を立てます。
この音が意外にも大きい(大きく感じる)ため、快適とは程遠い状態に。
人通りの多い場所では振り向かれたり。人のいない静かな道では余計響いて気になったりします。
これに関してはザックをコンプレッションできるポケットに荷物を優先して詰めることで改善できるでしょう。特にザック(リュッック)上部のポケットやマチの大きい場所には物を極力入れないようにすれば問題ないでしょう。
これを考えると、コンプレッションベルトのないバックパックで走るのはかなりキツイかと思います。
トレイルはやはり暗かった
これは僕が通勤ラン(帰宅ラン)に不慣れだったというだけなのですが、街灯のないトレイルはやはり真っ暗。
一応、スマホのライトでなんとかなりましたが、ヘッドライトを持参することをお勧めします。
街灯がある場所は何も問題なく走れました。歩道がない場所を走る方は、専用のライトを着用するようにしましょう。
ペツルのe-Lightなんかはコンパクトで品質も高くて評判良いです。
PCが汗でびしゃびしゃにならないように注意
普通リュックの中にパソコンを入れる場合、一番折れ曲りにくくて安定する背面近くに入れると思うのですが、汗で濡れないように注意しましょう。特に夏場はザック背面が蒸れて汗をかきやすく、背面内部まで染み込んでしまうことが結構多い。milletのkuraは背中全面が密着しないような作りになっているのですが、それでもびっしょりでした。汗っかきというのもありますが。
僕は厚手のケースに入れていたのですが、ラン後はケース自体がしっとりしていました。多分、内部に書類など挟んでいるとちょっとしんなりしてしまうので、やはりパッキング位置にはご注意を。
ドイターやグレゴリーなどにある、背面パッドが荷室と離れているモデルをご使用の場合は気にしなくていいでしょう。
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macbook担いでワラーチ帰宅ランまとめ
結果として、ザックがある程度しっかりしているとPCを担いでいても普通に走れます。macもしっとりしていましたが全く無事。HDのパソコンなんかは振動に弱いのであまりやらない方がいいでしょう。普通に考えればそうですよね。
6kgもの荷物を背負っているとその重量から腰の位置が落ちやすく、フォームが崩れやすいので注意して走るように心がけましょう。
トレランパックなどを使っていない場合、コンプレッションが効かないポケットにはあまり荷物を入れないようにしましょう。特に鍵やペン類、財布などはガシャガシャとうるさいのでしっかり固定できる場所にパッキングするように。
ただしまあ。ファストパッキング の練習にでもなるか、と思えたからいいですが、普通に気持ちよく走れるかというと疑問…
いつでも仕事道具を持ち運ばないといけない人以外は、セオリー通り不要なものはオフィスに置いて走ることをおすすめします。
ちなみに、ワラーチで走りたい人は、自然と仕事中に履いていた靴を担がないといけないという矛盾が生じます。
これは意外と重い。全然ナチュラルじゃありません。
とりあえず自身がつくまではこの装備で続けてみようと思ったのでした。
近々、今回のパック重量についてまとめます。
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