【コーヒー豆レポ】トーアコーヒー エチオピア ブルカ・グディーナ
最近ハマっている自転車に尻を完全破壊されました。くまがいです。
今回は老舗コーヒー店の豆レポです。
「お前のブログってコーヒーの情報薄くね。文句しか書いてねえじゃん。」
と夢で高校のときの全然仲良くなかった友人から言われました。
全く、その通りでございます。シノオよ。
というわけで、ライターなんだから書けることは書こうね。と自分に言われたような気がして、身近にあったコーヒーの豆レポを始めようと思いました。
第一弾は、そこまで期待せずに買ったトーア(東亜)コーヒーの「エチオピア ブルカ・グディーナ」をご紹介!
トーアコーヒーについて
出典:トーアコーヒー
最近ではスタイリッシュなカルチャーを作り上げたコーヒースタンド達のおかげで、スペシャルティコーヒーという言葉はコーヒーファン以外にも浸透しています。
カップオブエクセレンス(以下、COE)という品評会がサードウェーブコーヒーに置ける重要なマイルストーンだということもみなさんご存じのはず。
COEに関してはTHE COFFEESHOPのサイトに詳しいので、掲載させていただきます。
さて、トーアコーヒーは、COEの実行団体の立ち上げにも多くの資金を出資し、日本で初めてカップオブエクセレンス入賞豆の入札を行ったという、日本におけるスペシャルティコーヒー界の重鎮ともいえる存在。
若い方への浸透率が低いのが本当にもったいない...と思うほどにカップクオリティが高く、また控えめなブランディングのせいか非常にリーズナブルな価格設定により、筆者はとてもお世話になっているロースターさんなのです。
グリッチやオニバスなどのようにカルチャーの中心にはなく、焼き加減もややオーソドックスですが、毎回新たな発見をさせてくれる貴重な存在。
COE豆が気張らずに(気張るけど)飲めるのは自分の経験としては非常に有益です。
そういえば、私にコーヒーを教えてくれたお店のマスターさんはこちら出身の方でした。
余談ですが、トーアコーヒーの店舗では化繊フィルターというちょっと面白いものを使って抽出します。
理論としては金属フィルターと同じで、化繊素材のため染み込みにくく、オイルが抽出液に溶けだしやすくなります。
もちろん微粉も出ます。気になる人はチャレンジを。
(楽天・amazonでは見つからなかったので金属フィルターをば)
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とはいえ。
今回の豆レポはCOEとは無縁なエチオピア。
エチオピア大好きくまがいでも驚きのカップクオリティでありました。
甘味が非常に強く驚きのチオピア ブルカ・グディーナ
ブルカ・グディーナは南エチオピアのオロミア州に位置する農場です。
エチオピアでは群を抜いて有名なイルガチェフェもこの南エチオピアの地域の一つです。
エチオピアのコーヒー豆は、小さな農園が集まって一つのコーヒー豆を作る場所に運ばれる事が多く、農園単位での豆は比較的希少なのですが、今回は単一農園ですね。
まずは浅めの煎りにびっくり。
老舗とは思えない、攻めた焼き。笑
しかしなぜか豆自体のドライアロマがカラメル臭スゴイ。メイラード反応どこ行った。
飲んでみた感じ、チェリーではなくトマトやフローラルの香りを強く感じます。
エチオピアのウォッシュドの良いところをそのまま出しているようなフレーバー。
個人的には前回のゲデブのように煎りが浅すぎると、良い香りは強く出るものの抽出液が薄くなりがちだと感じており、いわゆる「コーヒー感」がなくなってしまうのですが、そこはさすが重鎮。苦みが邪魔にならないレベルできっちり出ていました。
ティーライクだけど甘味が強くて非常に飲みやすく、抽出温度によってテイストが調整しやすい、良い豆でした。
筆者は200mlを18g、中荒で湯温85度、グリッチ風に抽出するのにハマっています。
80度くらいでゆっくりドリップすると、コーヒー初心者に飲ませても驚きの甘さが出ます。もはやカラメル。
また、値段にも驚き。
なんと100gで500円。そんなもんドトールと変わらんやんけ。
これは都内のオシャレカフェで飲んだら100g800円は最低でもするでしょうもん。
これは必ずリピートするだろうという上質な(安い)コーヒーでした。では。