自宅飲み洋酒入門にはジンが一番な理由【家飲み】【安い】【うまい】
筆者はほとんど毎日のようにお酒を飲みます。
飲まないと寝られないというほどではないのですが、夜になると一息一杯ついつい注いでしまうのです。
ちょっとしたアイデア出しやネットサーフィンのお供に、ストレス発散に。夜のコーヒーとして。どうでもいい記事を書く時等々…
筆者の周りにも同じように「晩酌派」の人がいくらかいますが、そんな人たちは理由はどうあれ、次第に強いお酒を割って飲むようになります。
私の場合はビールを毎日飲むには不経済なので、最初は芋焼酎なんかを飲んでいました。でも、毎日飲んでいると結構飽きる。
ちょうどそのタイミングで、映画で見て飲みたくなってしまったウィスキーをちびちびストレートでやっていたのですが、やはり飽きる。ティーチャーなんかはなかなかよかったんですが。
そこでたどり着いたのが、ジンでした。
イギリスが誇る名酒ジンは数多くの人生を狂わせてきたヤバいやつ。
ジントニックというカクテルは今やどんな人でも聞いたことはあるでしょう。
飲みやすいけれど甘さ控えめ、トニックとアルコールの香りが料理の邪魔をしないという「優等生」なカクテルで、飲み会ではジントニックばかり飲んでいる若者や、バーの一杯目にはコレというおじさまもたくさんいるそう。
その名の通り、ジントニックのベースとなるのはジン。ジンは様々な薬草(ボタニカルと呼びます)を混ぜた蒸留酒で、度数は一般的なウィスキーとほぼ同じで40度ほどです。
このジンは、実はエグい歴史が。
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むかしむかし、イギリスに持ち込まれたジンはその時の頭首に気に入られ、自国で生産を始めることに。
しかしあまり浸透しないので、その時に労働者階級に常飲されたビールの税金をあげてみました。
するとびっくり、ジンは労働者のみならず子持ちの女性にまですっかり浸透し、安くガブガブ飲めるこのお酒のおかげでアル中が町中に溢れてしまったのです。
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上掲の画像は、「ジン横丁」という有名な絵画です。一杯のジンを恵んでもらうために様々な行動が伺える印象的な一枚。ちなみにコレの対となる「ビール通り」には、でっぷり太った上流階級の生活が描かれています。
詳しくは書きません(まとめるのむずかしい)が、イギリスにおけるジンの歴史はなかなか面白いです。
惨状を目の当たりにしたい方は、wikipediaがわかりやすいです。
barでも使う裏技。ジンを冷凍庫で冷やすと激ウマだった
ウィスキーだと低価格帯はブレンデッドばかりで、なぜか満足できないなんてことが多々あるのですが(なぜか上ばかり見てしまう)、ジンは元々が安価なので、低価格帯のものでもかなり美味。
ビーフィーターやゴードンなど、プロのバーテンダーが使用する有名銘柄が700mlで1000円を切ることもおかしくありません。
個人的にはドライなビーフィーターが好き。
ゴードン ロンドン ドライ ジン 37.5度 正規 700ml あす楽
- ジャンル: ビール・洋酒 > 洋酒 > ジン > ゴードン
- ショップ: 酒類の総合専門店 フェリシティー
- 価格: 939円
このジンは、常温だとなんとも言えない香りと苦味があり飲みにくいと感じる人が多いのですが、これを冷凍庫にぶち込むだけで、強いお酒が苦手な人も飲めてしまう夢の酒なのです。
冷凍庫に入れて冷やすと、アルコール分が高いため40度の蒸留酒は凍らず、トロトロなリキッド状になります。これを同じく冷えた小さなグラスに注いでそのままストレートで飲んでみてください。
ボタニカルの、独特な鼻をつくいい香りがするはず。
ぐいぐい飲めてしまうので、アルコール中毒と翌日のお仕事にはくれぐれもご注意を。
映画をよく見る人には、蒸留酒をぐいっとやってみたくなる衝動があるものです…