GLITCH COFFEE&ROASTERS エチオピア ゲデブのフレーバーにおったまげた
店員さんもおったまげてました。
折りたたみ自転車が欲しい。kumadです。
先日、神保町に所用があったので、かねてから気になっていたGLITCH COFFEE&ROASTERS(グリッチコーヒーロースターズ)に行ってみました。
店員さんオススメのエチオピアGEDEBのウォッシュドを飲んだのですが、フローラルとシトラスのフレーバーにおったまげた。そんな話。
GLITCH COFFEE&ROASTERS(グリッチコーヒーロースターズ)とは
GLITCH COFFEE&ROASTERS(以下、グリッチ)は、古書のまちとして知られる神保町にあるカフェ兼コーヒーロースター。
名店ポールバセットで修行を積んだバリスタたちによって独立し、現在日本のサードウェーブコーヒーカルチャーをけん引するロースターの一つです。
オフィス外の交差点にある小さなカフェに足を踏み入れると、コーヒー豆が入ったキャニスターと、ハリオのV60ドリッパーが並んだカウンター。
その向こうにはラマルゾッコのリネアが鈍く輝き(欲しい)、またその奥、壁面にはEVERPUREの浄水器(欲しい)。
店内は木と鉄、コンクリートで構成されるインダストリアルな雰囲気。
蒸気機関車を思わせるプロバット社製の焙煎機(欲しい)の周りには生豆の袋やプロファイルノートが見え隠れ。
カルチャーの中心地としては武骨すぎる店内だが、入ってみるとスタッフ達の挨拶がラフで驚く。「いらしゃいやせーぃ」とラウドな感じ。
東京コーヒーフェスティバルを主催するなど、東京神田エリアにいながら輝かしい行動力は、まさにカリスマと言えるかもしれません。
筆者もイベントには何度か参加して、こちらの豆を購入したこともあるのですが店舗に行ったことがなかったのでお邪魔。
エチオピアのGEDEB ウォッシュドはフレーバーが爆発していた
ハリオのV60を使って独特な手法(蒸らし時にスプーンでかき混ぜる)で抽出されるドリップコーヒーは480円。
入ってすぐにサンプルの豆から選ぶように言われるのですが、
ちょっと気になり、スタッフの方に「これ、みんな値段同じなんですか?」と聞いてみると、「いや、パナマだけちょっと高いです」とのこと。そりゃそうか。
大好物のエチオピア、それもゲデブのウォッシュドがあるのでそれを注文。その日のオススメだったそうで、「これ今日ヤバいっすよ。」と。
飲んでみると、確かにこれはヤバい。
シトラスやレモングラスという風にスタッフさんには言われたが、シトラスとティーライクなフレーバー、ピーチの香りを感じました。
果実味のある甘さが強くて驚き。エチオピアのウォッシュドは甘さを感じやすいジャンルではありますが、それにしてもフレーバーが派手なのです。
昼休みにコーヒーを買いに来るビジネスマン(6割程度が女性に見えました)と話すエナジェティックなスタッフさんを眺めつつ、ちょっとだけ店内で仕事をして(wi-fiありも非常にうれしい)、豆を100gだけ買って出ました。
カウンターで改めて豆を見ると、煎りの浅さに驚き。1ハゼしてない...?くらいのライトロースト。
スタッフさんいわく、日本で一番浅いんじゃないかくらいとのこと。
抽出温度について伺うと、「普段は86℃。この豆は85℃のほうがしっくりきますよ」だそうです。快く教えて頂けてうれしい限り。
その後とまとめ
その後、自宅でグリッチ式のドリップで楽しみましたが、やはり美味かった。
しかし恐ろしく煎りが浅い。おそらく豆が膨らむ前で、手持ちのニアカラグア(Scrop COFFEE ROASTERS:シティロースト)と比べると、6割くらいのサイズに見えました。
もちろん元々の豆サイズが違いますが。とても興味深い。
久しぶりにこんなサードウェーブなコーヒーを飲みましたが、やはり果実味を感じるのは楽しいです。
また行きます。次回はナチュラルを飲んでみたいけども、あんなライトローストでナチュラルのワイニーな感じは出るのかしら...?
何よりも個人的にうれしいのは、東京のニューコーヒーシーンの中心が渋谷エリアであるという気風が強いが、こんなお店が東京神田エリアにいてくれることでしょうか。