東京クラフトビールの中心地!ニッポンクラフトビアフェスティバルに行ってきた
行ってきたんですよ!もう一ヶ月前ですけど!
最近、事務所のリニューアルに伴って多忙ぶっているため、クマザッカの更新もかなり遅れ気味。
本来イベントレポートは行ったばかりのホカホカなものでないと意味ないのですが、写真は溜まっていく一方ですので、ちょっと盛ったタイトルでフォトレポートを記事にしとこうと思います。
ニッポンクラフトビアフェスティバル2017とは
昨今のトレンドとも言えるクラフトビール。
いわゆる地ビールのことなのですが、日本では大手の作るピルスナーばかりがビールとして流通していたためか、小規模な醸造所で生産された特徴のあるクラフトビールは若い層にも愛好家が多いです。
かつての地ビールブームによって各地で「お土産」という名ばかりの、品質の低いビールが多く生産されたため、それを憂いた愛好家や醸造家たちが始めたのがこちらのニッポンクラフトビアフェスティバルだそう。
第一回は2006年というから、歴史はそれほど浅くないです。2017年は11回目にあたります。
ちなみに、時間イベントももう決まっている様子で、夏祭りだそうです。
ビールと婚活パーティーを合わせた「ビアコン」など、楽しいプログラムも用意しているみたい。
ニッポンクラフトビアフェスティバル フォトレポート!
春の風に誘われてか、いつもより雑多な雰囲気の浅草にてニッポンクラフトビアフェスティバルは開かれました。
丁度、久しぶりに合う友人と飲みに行こうと約束をしていたので、このイベント情報を見た瞬間に予約をし、早速行ってきました。
会場はこちら、「東京のう◯こ」でおなじみアサヒビール本社のふもとにある「すみだリバーサイドホール」。
会場までは少し時間がありましたが、肌寒かったので建物の中へ。
クラスTシャツのようなピンクTなスタッフさんたちがいそいそと準備中。
それほど待たずして、チケットとドリンク券の交換が始まります。
チケットを渡して、受け取るのがこちら。
10枚分のドリンクチケットとパンフレット、
そしてグラス。
200mlの目盛りがついた小ぶりなグラスで、これにビールを注いでもらいます。
お花見成分は残念ながら見つかりませんでしたが、「お花見ビアフェスティバル」と書いてあります。
入場直後。
まだ人もまばらで、スタッフもゆるーい雰囲気。
自分らの荷物を置く場所を確保したり、食べ物は何が売っているのかを確認したりと飲んべえたちは自由に歩き回っています。
向かって右側にはステージも。
フードブースはこんな感じ。
ナチョスやソーセージなど、ビールにあいそうなものばかり。
実はこのブース、私のジモトである市川のARROWSさんというお店でした。
ツレもびっくり。
さて、時を待たずしてスタートです。
ステージに立つ司会のお姉さんの挨拶でビールも解禁となりました。
以下、私と友人で飲んだものの写真ですが、順不同です。
銘柄があっているかも定かではありません。酔っていますから笑
まずは挨拶代わり。大好物のプレストンエールさんのIPAをいただきます。
こちらは以前、神保町にあるクラフトビアマーケットさんにて飲んで以来、すっかりハマってしまったビールなのです。
当時の記事はこちら。
少しだけ琥珀がかった色味に、これぞIPA!とでも言わんばかりの爽やかなホップ香がたまりません。
ちびちび飲むにはやっぱりサイコーです。プレストンさんありがとう。
ちなみに、一杯飲むたびにグラスを洗浄するのですが、こんな機械がありました。
真ん中の十字架にグラスを押し付けると噴水のように水が吹き出てきて、綺麗にグラスをゆすいでくれます。
「口をつけるところが少し触れてしまっていないか?」と潔癖性の方はみなさん思うのでしょうが、そのとおり。でも酔っているので気にしません。人類皆トモダチ。
お次は気になったスワンレイクビールの越乃米こしひかり仕込みをいただきます。
米をビールに使うとは、味が全く想像できません。
躍動感たっぷりに注がれたこちらのビールは、透き通った白みのある独特な色味です。
こしひかりの名のごとく、米焼酎のような甘みの強い味わいが新鮮。
苦味のあり、ハーブ香のしないヴァイツェンのような印象を受けました。
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完全に危ないヤツ友人が持ってきたのは網走ビールの桃色の雫。
甘みの強い、ジュースのような風味でした。
網走ビールはこのテのフレーバービールばかりでした。
お次は名前に共感してしまったベアードビールの帝国IPA
ロースト香の強いIPAって感じ。
脂のうまいローストポークなんかと合わせてみたい。
Brimmer Brewingのペールエール。
カリフォルニア出身のブリマーさんが創設者だそうで、スタッフさんも外人さんでした。
ニッコリ素敵な笑顔。指写ってごめんなさい。
綺麗な琥珀系の色で、エールのグッドなスメルと控えめなビターでベリーグッドでしたよ。
友人がおごってくれるが全く減らないナチョス。
梅錦ビールのピルスナー。
すっきりしていながらもホップの香がきちんと顔を出す、優等生ビール。
ぐびぐび飲めそうです。改めて見るとピルスナーにしては濁りが強いですね。
ステージ上ではジャジーなバンドさんたちの演奏も。
ここに来てスタウト系を飲みたくなったのか、松江ビアへるんの縁結麦酒スタウトを。
どちらかというとすっきり目な、あと引くフレーバーのスタウトでした。
ゴクゴク飲んで美味しいタイプの黒ビール。
ここでスタッフさんにリストを見せていただいたのですが、当日は二日目だったため品切れのビールもあったようです。
常陸野ネストのセゾンや富士桜高原麦酒のラオホなど、楽しみしている銘柄もなくなってしまっていて残念。行くなら1日目がおすすめです。
さて気を取り直して、お次は日の丸エール。
すかさずスタッフの美人さんに写真を撮らせていただきます。
日の丸ラガーはすっきり、でも苦味はきっちりな印象で、バランスはいいもののそれほど感動はしませんでした。
あれ。気づいたらもうチケットが余っていません。無くしちゃったのかな。
写真も取らずにいろいろ飲んでいたようです。後述。
最後に、那須高原ビールの「愛」というなんともまあステキな名前のついたビールをいただきます。
すっきりしたヴァイツェンのような味わい。やや白みがかった美しい色ですが、ホップの香もしっかり感じます。派手なハーブ感もなく、これまた優等生。うまいです。
なるほど愛情の味ってこれなんだな...
もうなんでもよくなってきた友人は熊野酒造のピルスナーを。
私ももはや記憶にありませんが、きっと美味しくないはずがありません。
これで10杯。退散です。笑
会場には日本酒やワインなども置いてありましたが、我々はビールのみを飲み続けたためそちらのレポはなしです。
まだ16時くらいでしたので、お客さんも増える一方の様子でした。
わいわいがやがや、老若男女、恋人やら友達やら同僚やらアヤシイ2人やらがビールを飲みまくっています。
さて、これにて退散したわけですが、明らかに写真が足りていません。
今現在見返してみると、きちんと飲んだ順番すらパンフレットに書いていたのですが...
なぜか飲んだビールにすら、品切れを表す打ち消し線が引いてある始末。
覚えている限りで感想を書くと、
確かにゴーヤの苦味が!でも独特の青臭さにしか感じず、美味しいビールって感じではなかったなあ。
常陸野ネスト NIPPONIA:
これもお米系だったと思いますが、どちらかというと甘みよりも芳醇な香をビールにプラスしたような重厚な感じでした。実は常陸野ネストのビアバーで飲んだことがあったのですが、これはウマイです。
アウグスビール アウグスオリジナル:
東京発、アウグスビール。こちらも香際立つ優等生ビールでした。尖った味がないので和食に合いそうな、プレモル系の上品なビール。これまた飲んでみたい。
こちらもお米系。日本酒のような香がありつつ、ホップの苦味がドライな印象でした。逆に魚料理に合わせてみたい。
以上。お酒系イベントレポートっていつもこうだよね。
ニッポンクラフトビアフェスティバルの感想
これが野外イベントで、も少しあったかい時期だったらサイコーだったんじゃないかな!
ちょいと閉鎖的な空間で、雰囲気に飽きてしまい飲んだらさっさと退場してしまいました。
そしてもう一点。
おつまみはもう少し力を入れたほうがいいでしょうか。
フェスなどに行くと、美味しい串肉やケバブ、カレーなどたくさんありますが、日本っクラフトビアフェスティバルの場合はあくまでも「つまみ」っぽいものしかなく、ビールをたくさん飲むという性質的にはもっとがっつりとしたものがあると満足度高いんじゃなかろうか。
各地で開催しているオクトーバーフェストなんかも、ドイツのでかーいソーセージを使ったカリーブルストやケバブなんかが出ていて、値段が多少高くても買ってしまいましたしね。
とはいえ、ビールに関しては満足。品揃えも味も。システムにもそれほど問題は感じませんでしたし。
たくさんの銘柄を飲んでもらうために200mlだけってのも、終わってみると心地よかった気がします。
日本のクラフトビールシーンを活性化するために生まれたこのイベント。
各地でスタイリッシュなビールイベントはどんどん生まれていますが、歴史あるイベントですし、私の大好きな浅草エリアでの開催ですのでもっともっと活性化して欲しいとおもいます。
来年も行きますよ!
ではでは。